こんにちは!早速ですが、我が家は来年、マレーシアへの移住を予定しています。
それに先がけて、今年1月に家族で初めてマレーシアを訪れました。4歳と2歳の子どもにとっては初めての海外。年齢的にもまだ小さいので不安もあり、事前に色々と調べて荷物は増えましたが、準備のおかげでとても楽しい旅になりました☺️
今回は、子連れ海外旅行の際に、旅行が決まってから出発までに準備したことをまとめました。
「まず何から始めたらいい?」という方に向けて、パスポート取得など必ず必要なことに加え、やってよかったことなども合わせてご紹介します。
子連れ海外の荷物については続編「子連れ海外旅行の準備まとめ②【荷物編】」で詳しくまとめていますので、ぜひ合わせて読んでみてください!

1ヶ月以上前にすること
まずは海外に行くことが決まったら以下を早めに始めておきましょう。
- パスポートの取得
- 飛行機の予約
- 宿泊先の予約
- スーツケースレンタル
- 常夏の地域に行く場合:水着、タオル、水遊び用オムツなどの夏アイテム購入
パスポートの取得について
申請に必要な書類は、一般旅券発給申請書、戸籍謄本(全部事項証明書)、パスポート用の写真、本人確認のための書類が必要で、場合によっては住民票が必要なこともあります。申請書類を揃えるのにも数日~1週間程度は見ておくと安心です。必要書類が揃えば、申請自体はパスポートセンターにて10分程度で可能です。(マイナポータル経由でのオンライン申請も、対象地域で可能です)
繁忙期(3月・夏休みなど)でなければ、発行は申請からおおよそ1週間程度で完了しますが、ただし、混雑状況や地域によっては最大で1か月かかることもあります。
時短のコツとしては、外務省の申請書用サイトで事前に申請書を作成・印刷しておくとスムーズです。また、子どものパスポート写真は、スマホアプリで簡単に撮影できるので、写真館に行かずに準備することも可能です。
飛行機の予約について
こちらは我が家、飛行機をキャンセルした苦い思い出があり、話すと長くなるのですが、結論からお伝えすると、いわゆる旅行代理店(エ⚪︎トリ、⚪︎rip.comなど)であらかじめフライト時間と航空会社を確認したら、”航空会社のサイトから直接“予約するのが最適解だと思っています。
①予約時に座席指定ができる
②航空会社と直接やり取りができる
③マイルが溜まりやすい
一般的に、旅行代理店を通して予約した航空券は、キャンセル料が発生しやすく、手続きも代理店の規定に準じることがほとんどです。航空会社に直接問い合わせても、「予約された代理店にご確認ください」と案内されるケースが多く、煩雑に感じることもあるでしょう。
一方、航空会社の公式サイトから直接予約した場合、キャンセルや変更に関するポリシーが明確で、手続きも比較的スムーズに進むことが多いようです。急な予定変更にも柔軟に対応してもらえる可能性が高いのは、大きなメリットと言えます。
しかしながら、航空券の価格だけを見ると、旅行代理店経由の方が安く購入できる場合も少なくありません。
さらに、代理店によってはホテルや送迎、旅行保険などのオプションをまとめて手配できるほか、ビザが必要な国の場合は申請サポートをしてくれるところもあり、初めての海外旅行や手続きが不安な方には心強い存在です。
そのため、子連れでの海外旅行の航空券を選ぶ際には、価格だけでなく、キャンセルポリシーや変更手数料、サポート体制なども含めて総合的に検討することが大切です。
宿泊先の予約について
海外旅行は長期滞在になることも多いですが、長期の場合はAirbnbなどの民泊やコンドミニアムも候補に入れてみるのがおすすめです。ホテルは安心感がありますが、洗濯機やキッチンがついている滞在先だと、生活の延長線上で過ごせるので、長期の滞在でもストレスが少なくなります。
また、スーパーやコンビニが近くにあると、現地での買い物も楽に。特に小さな子どもがいる場合、日用品や食材をすぐに手に入れられる環境はとても心強いです。
さらに、公共交通機関へのアクセスも重要なポイント。電車やバス、配車アプリを利用しやすい場所であれば、観光やお出かけの移動もスムーズになり、無駄な移動疲れを減らせます。
スーツケースレンタル
こちらも早めが良いです。人気のスーツケースはすぐに予約が入ってしまうので、自分の好きなデザイン、大きさなどもみて、早めに予約しておきましょう。我が家はいつも下記のサイトを利用させていただいています。
スーツケースレンタルは日本最大級の品揃え【アールワイレンタル】
家族での海外旅行1週間だと、容量100L以上のスーツケースがおすすめです。
私はサムソナイトの軽量タイプがお気に入りですが、購入するとかなり高額(ウン万円…)。でも、レンタルならとても格安に借りることができるので、我が家では毎回レンタルを利用しています。
だいたい出発の2日前くらいに届いて、帰国後の2日後に返却というスケジュールで借りていますが、それでも料金はお手頃。さらに、自宅で保管スペースを取らないのが本当にありがたいポイントです。
123Lのスーツケースを10日間レンタルした場合の料金は6480円!とのことです(セール中はかなりお得!)。

意外と盲点な「夏アイテム」
水着、タオル、水遊び用オムツはもちろん、浮き輪やメッシュバッグ、日除け帽子など、夏には100均などでもよく見かける夏アイテムも、シーズンオフでは見かけません。現地で必要になる夏アイテムは、実は日本の夏場に揃えるのがベスト。
季節外れでもネットでは買えますが、割高になることもあるので、行く時期に関係なく“買える時に買っておく”のが良いです!
旅をスムーズにするための事前準備
海外SIMの契約
海外でスマホを使うには、日本のままではインターネットにつながらないことが多く、「海外用のSIM(シム)」を使う準備が必要です。
これまでは、現地でSIMカードを買って入れ替えるのが一般的でしたが、最近は「eSIM(イーシム)」という、ネットで設定できるタイプが主流になってきています。
eSIMを使えば、事前に日本で申し込んでおくだけで、現地に着いた瞬間からスマホがそのまま使えてとても便利。物理的なカードの差し替えも不要なので、スマホの操作に不慣れな人でも安心です。
さらに、楽天モバイルを契約している人なら、海外でもそのまま使える(対象90の国と地域(R7.4現在)で、月2GBまでは追加料金なし)という特典もあり、短期の海外旅行ではとても心強いです。
ちなみに我が家は「Nomad SIM」を使いました。アプリでサクッと登録できて、現地に着いてから接続だけ確認しましたが、非常に手間いらずで便利でした。
「Nomad SIM」eSIMプランの詳細をみる換金
海外ではクレジットカードやデビットカードでの支払いが主流ですが、すべての場所でカードが使えるわけではありません。屋台、タクシー、ローカルマーケット、小さなお店などでは現金のみ対応のこともあります。
国によって現金の必要度は変わりますが、「現地でATM引き出し」が可能なカード(手数料に注意)を持っていくと、必要最小限の両替で済みます。空港や街中の両替所はレートや手数料に差があるので、使う前に確認すると安心です。
手持ち用の大きめリュックを準備
子連れでのお出かけには、リュックが欠かせませんよね。子供のお世話をしながら手を空けておきたいですし、4人家族だと荷物も増えてしまいます。そんな時に便利なのが、機内持ち込みサイズのリュックがおすすめです。
機内持ち込み可能なサイズのリュックたち我が家は少し奮発してこちらを購入したのですが、質も高く、非常に満足しています。
生地には1000デニールナイロンが使われており、摩擦や引き裂きに強いため、治安が気になる地域への旅行やアウトドアでも安心して使えます。
さらに「OKOBAN」付きなので、万が一の紛失時にも、世界中の空港などから持ち主に直接連絡がもらえる安心の仕組みも魅力です。そしてリュック自体も軽いです
滞在先付近の病院を調べる
今回はじめての海外だったこともあり、「もし子どもが体調を崩したら…」という不安もありました。念のため、宿泊先の近くにある病院や、日本語が通じる医療機関、アクセス方法などを調べておいたのですが、これは安心材料になったので、やっておいてよかったなと感じています。
クーポン系アプリのチェック
現地での観光や移動手段、お得なチケット購入には、クーポン系アプリの事前チェックが役立ちます。
例えばマレーシア使えるKKdayなら、空港から市内までの鉄道チケットや観光地の入場券などがスマホでお得に購入できて、当日はスマホのQRコードをかざすだけでOKだったのでとても便利でした。慣れない土地でのチケット購入の手間が省けるのは、子連れには特にありがたかったです。
スマホのバックアップをとっておく
万が一、万が一!スマホを落とした、壊れた、盗まれた際の対策。Wi-Fiがあるうちに、出発前に一度バックアップの状態を確認しておくと安心です!
飛行機の発券コード、ホテルの予約バウチャーの印刷
こちらも“万が一”に備えた対策です。スマホが充電切れだったり、ネットにつながらない、画面がうまく開けない…そういうトラブルが起こると本当に困ります。
特に子連れ旅はバタバタしがち。そんなとき、飛行機の発券コード(予約番号)やホテルの予約バウチャーを紙でプリントしておくと、いざという時でも、サッと取り出して見せられますし、チェックインもスムーズになります。
保険証、母子手帳、お薬手帳を写真で撮っておくor印刷しておく
海外で万が一病院を受診することになったときのために、母子手帳やお薬手帳の内容を、スマホで写真に撮っておくか、紙に印刷して持っておくのがおすすめです。特に子どもがいると、予防接種の履歴や持病・アレルギーの情報がすぐ伝えられると安心ですよね。
また、日本の保険証自体は海外の医療機関では基本使えませんが、帰国後に海外療養費の請求をする際に必要になることがあります。なので、これも写真で保存しておくか、コピーを1枚持っておくと◎です。
お金の分散、保存場所をメモに残しておく
現金は一ヶ所にまとめず、分散して持ち歩くのが安心です。メインの財布以外に、サブの財布、ポーチ、スーツケースの中などに少しずつ分けておくことで、万が一の盗難や紛失にも備えられます。
ただし、分散しすぎると「どこにいくら入れたか」が分からなくなりがちなので、自分だけが分かるようにスマホのメモやノートに記録しておくのがとてもおすすめです。合計金額も書いておけば、使いすぎの防止にもなりますよ。
2人乗りベビーカー(入国審査待ち、空港内移動対策)
今回、一番迷って、一番買ってよかったと言っても過言ではないのが「2人乗りベビーカー」でした!
空港内の移動、特にLCC(今回はエアアジア)だと、羽田もマレーシアもチェックインカウンターから搭乗口までがとにかく長い!
子供もまだ4歳2歳と小さいので、早朝や夜のフライトでは、子供たちも眠そうで歩くのも大変…。そんなとき、ベビーカーがあれば移動が本当にラクでした。空港のチェックイン待ちや、イミグレ(入国審査)待ちの間も座らせたり、少しベビーカーで空港内を回ったり、とにかく助かりました。本気でおすすめします!(ちなみに写真(右)で動く歩道上では、子供ではなく荷物乗せてます)


ここまで準備ができたら、あとはいよいよ荷物の準備ですね。
次の記事では、実際に持って行ってよかったもの・荷造りのコツなどをまとめています。ぜひそちらもチェックしてみてください!
