「子どもと一緒に過ごしながら、家で収入を得たい」
「保育園に預けず、すきま時間で働けたら…」
そんな想いを抱えているママにとって、在宅ワークは理想的な働き方のひとつです。
私自身、会社員を辞めて在宅ワークを始めてから2年。
時間の融通が利きやすく、育児・家事と仕事を両立できて、本当にこの働き方を選んでよかったと日々感じています。
最近では、「在宅ワーク=まず高額なスクールに申し込む」という流れをよく見かけますが、そんな必要はありません。
むしろ最初は、スモールスタートでもいいから、まずは少しでもやってみることのほうが、自分に合った働き方も見つけやすいと思っています。
そのため、本記事では、時間単価が高く、育児と両立しながら月10万円以上を目指せる在宅ワークを5つ紹介しつつ、それぞれのスモールスタートの方法をご提案します。
まずは「やってみること」から、一緒に始めてみませんか?
仕事選びのコツ:「参入障壁が高い仕事」を選ぶ
なぜ「参入障壁が高い仕事」がおすすめなのか?
在宅ワークには 「誰でもできる仕事」と「スキルを活かして稼ぐ仕事」 の2種類があるのをご存知ですか?
在宅ワークを選ぶ際にありがちなのが、「タスク型の簡単な作業」を選んでしまうこと。
たとえば:
- アンケートに答える
- データ入力
- 商品レビューを書く など
これらは時給単価が低いため、たくさん時間を割いても手取りが少なくなることは珍しくありません。
ですが、ママにとって、限られた時間をどれだけ有効に使えるかは非常に重要です。せっかくの貴重な時間を使うのであれば、時給の高い仕事を選ぶことが大事です。これにより、少ない時間で効率よく稼ぎ、その後は子どもと過ごす時間に充てることができます。
だからこそ、あえて「参入障壁が高い=スキルが求められる」在宅ワークを選びましょう。
また、長い目で見たときに、軽作業などの単純作業だけではキャリアの広がりが難しく、報酬も伸びにくいという現実もあります。
スキルは最初こそ習得に時間がかかるものの、継続すれば安定収入や高単価の案件に繋がりやすく、長く続けやすいというメリットがあります。
始め方のポイント:まずはスモールスタートでOK!自分に合うか試してみる
始めたいけど…いきなり高額講座に申し込むのは不安
「いきなり高額スクールにお金をかけるのはちょっと…」
「ほんとに仕事になるの?」
「そもそも、自分にその仕事向いてるの?」
めちゃくちゃわかります。
私も最初はなるべくお金をかけたくないのと、そもそもプログラミングってどんなことするの?という状態だったので、Progateやドットインストールなど、無料・格安の学習サービスで独学をスタートしました。(結局は独学でつまづいてしまい、当時9万円の教材に頼りました。)
でも、最初にスモールスタートしてやってみたからこそ、納得して教材を買えた、のは大きかったです。
まずは小さく始めてみよう!
いきなり大きく始めなくてOKです。まずは小さく、「体験してみる」ことがなにより大事。
そのうえで、少しずつ本格的に学ぶステップを踏めばOK!
ということで、おすすめの在宅ワーク5選と、スモールスタートできる学習サービス(Udemyなど)を合わせてご紹介します。
今回ご紹介する5つの仕事の基準としては、「時給3,000円」を目指せるお仕事にしました。
例えば月10万円を目標にするなら、月に約33時間ほど。
平日のみの稼働でも1日あたり1~2時間の作業時間で実現可能です。
家族が寝ている時間や子供のお昼寝時間を活用するなど、日中の時間に余裕を持ちながら働ける選択肢としても魅力的です。
はじめは時給1000円を切るところからスタートすることもあるかもしれません(私も実際そうでした)。
でも、少しずつ受注先の会社様からの信頼を積み上げながら、継続案件をいただきつつ収入を伸ばし、稼働時間を調整できるようになると、日中は子どものイベントに参加したり、体調不良に対応できたりと、無理のない働き方がしやすくなります。

さっそくお仕事を見ていきましょう!
■ 主婦におすすめの在宅ワーク5選
1)動画編集(YouTubeやSNS向け動画のカット・加工)
最近はiMovieやCapCutなどの無料ツールでも編集可能です。スキルアップすれば1本1万円以上の案件も狙えます!
特徴:
- 需要が年々拡大中
- 編集ソフトの使い方を覚えればOK
- 徐々に作業を効率化してスピーディに!
時間単価の目安:
1,500〜3,000円(スキル次第で更に上がる)
デメリット
本格的に始めるとなると、初期費用がかかります。また、パソコンが必要です(画質が綺麗ということでMac派が多いようです)。また、動画ソフトの使用自体に月額がかかったりします(例:AdobeのPremiere Proは3280円/月)。
すでにPCを持っている、という方は、月額費用がかかっても、最初から高クオリティの動画制作を目指し高単価案件にチャレンジするのもいいですし、まずは低リスクで、動画編集が自分に合っているか試してみたい、という方はCapCutで始めてみると良いです。
CapCutもPremiere Proも、Udemyに講座があります。Udemyの講座ならセール中だと1500円〜購入可能です!
2)SNS運用代行(企業や個人のInstagram、Xなどの投稿代行)
SNS(InstagramやXなど)の投稿やコメント対応を代行する仕事は、スマホ1つで始められる在宅ワークです。未経験からでも挑戦しやすく、家事や育児の合間に取り組みやすいのが魅力です。
たとえば「毎日1件投稿を予約する」「簡単なコメントに返信する」といった作業からスタートできます。慣れてきたら、投稿内容の企画やデータ分析など、より専門的な仕事に広げていくことも可能です。
特徴:
- トレンドに敏感なママにぴったり
- コミュニケーションが得意な人向け
- 投稿作成、コメント返信なども仕事に
時間単価の目安:
1,000〜3,000円(ディレクション業務までできればさらにUP)
デメリット
マーケティングまできちんと教えてくれるスクールは受講料が高めですが、その分内容が充実しています。
しかし、注意すべき点として、一部のスクールでは自社で受けているSNS運用代行業務を受講生に任せるために、過剰に受講生を募る場合があるそうなので、受講生としては慎重に選ぶ必要があります。
受講前に、カリキュラム内容や受講生の声、実績などをよく確認し、どのような実務経験が得られるのかを把握することが大切です。
スモールスタートで始めるなら、YouTubeや本で学ぶのがおすすめです。
こちらの本は、「なぜSNSで商品が売れるのか?」といったマーケティングの基礎から学べます!
マーケティングって面白そう!SNSの世界に飛び込んでみたいな、と思ったら、
まずは本を1冊読んでみるだけでも、新しい視点が得られます。
少しずつ学びながら、気になるアカウントを分析してみたり、自分のSNSで試してみたり。
もしハマったら、その先でお仕事にするのもアリです!
3)デザイン(バナー制作、Instagram画像、Webデザインなど)
育児の合間にコツコツ作業できる。未経験でもCanvaからスタート可。PhotoshopやIllustratorが使えれば単価もUP!
特徴:
- 案件の幅が広く、安定しやすい
- 在宅ワークの中でも単価が高め
- クライアントワークを巻き取り単価アップも見込める
時間単価の目安:
2,000円〜5,000円(経験者は1案件で数万円も)
デメリット
本格的に始めるとなると、初期費用がかかります。また、PCが必要です。デザインツールや素材サイトの契約にも費用がかかります。
デザインが自分に向いているかわからない、そもそもデザインって?という方におすすめの本です!
導入というよりは少し踏み込んだ内容もありますが、デザインの基礎からどういう視点で制作するかなどが書かれており、長く愛されている良書です!
また、本を読んでみたら、ぜひ実際に手を動かしてみましょう。
学んだことを活かして何かを作ってみることで、「自分に合っているか」「楽しいかどうか」が見えてきます。
名刺を作ってみる、幼稚園のパンフレットを作ってみる、何でもいいと思います。
「安心感のある雰囲気で」「緑を基調に」など、想像のクライアントを設定してテーマを決めてみるのもおすすめです。
無料で使えるデザインツールなら、CanvaやFigmaが人気です!
Figmaでは、無料だとあまりたくさんのデザインを作成することはできませんが、Webサイト制作の実務でも非常によく使われるツールなので、触ってみておいて損はないです!
Canvaを使って実際に収益化する方法や、初心者から始めるFigmaの使用方法のおすすめUdemyはこちらです!
4)AI副業(AIツールを使ったコンテンツ生成、プロンプト作成など)
スキルというより「どう活用するか」が問われる仕事。比較的新しいジャンルで、早めに始めれば先行者利益あり!
特徴:
- ChatGPTや画像生成AIなどを活用
- スピーディに仕事がこなせる
- 情報感度の高い人におすすめ
時間単価の目安:
1,500円〜4,000円(アイデア力が評価される)
デメリット
生成AIを使った制作物には規約があることがあるので注意が必要です。例えばTikTokの生成AIなら制作物がAIで作られたものであることがわかるようにラベルを付ける必要があることが公式サイトで説明されています。
とはいってもまず、AIを使って一体何ができるの?という方も多いと思います。AIを使うと特別なスキルがなくてもイラストや絵本をでき、それを販売することで利益が得られる、スキルがなくてもライティングができ、それで執筆代行をするなど、色々な稼ぎ方がありますが、まずはイメージが湧くようなこちらの動画がおすすめです。
動画の中で紹介されていた本はこちらです。
5)ライティング(記事執筆、ブログ代行、広告文作成など)
ライティングも、スマホやタブレットを使ってできる仕事です。子どもが寝ている間や、昼間のちょっとしたスキマ時間に、ブログ記事やコピーライティングをすることができます。家で過ごしながらでも、コツコツと案件をこなすことが可能です。
特徴:
- 未経験からでも始めることが可能で、案件数も多い!
- 継続案件を受ければ安定収入に
- 最近はAIも活用して時給が上がりやすい傾向に
時間単価の目安:
1,000〜3,000円(SEOやセールスライティングを学べば単価UP)
デメリット
比較的始めやすい仕事ですが、単価を上げるためにはある程度の案件をこなし、経験を積む期間が必要です。また、単価を上げるためには、AIを活用するなど、スキルアップや効率化の工夫が必要です。
記事を書く仕事といっても、どうやって始めるの?どうやって仕事を獲得するの?と、気になる方におすすめの本です!
専業主婦歴20年の著者、山口さんが、未経験からフリーランスで月30万円稼げるようになるまでの過程や、クラウドソーシングの活用方法、Webライターの心がけ、など、とても読みやすく紹介してくださっています。


「仕事が途切れないWebライターとして月30万以上稼げるフリーランスになる方法」
■ スキル学習は、毎日少しでも継続し続けることがカギ
スキル学習は3〜6ヶ月、特に自宅保育をしながらの場合は1年を見込んで、「学びながら実践」を意識して、コツコツ積み上げることが大切です。
育児と仕事の両立は簡単ではありませんが、とにかく自宅にいながら月10万円以上を目指すなら“スキル”は強い味方になります。
仕事が取れるか不安な方へ
在宅ワークを始める際に感じる不安、それは「本当に自分にもできるのか?」という疑問。多くの人が最初に直面するこの気持ちは、誰にでもあります。でも実は、クライアントが最も重視するのは、スキルだけではなく信頼性です。
もちろん、専門的なスキルを持っていることは重要ですが、それ以上に大切なのは、「納期を守る」「きちんとコミュニケーションを取る」「報告・連絡・相談ができること」です。この基本がしっかりしていれば、スキルが完璧でなくても、仕事は続けていけます。
私自身も最初は不安でした。例えば、仲介の人から「実務経験3年以上」「実績は3つ以上必要」と言われてしまい心が折れそうになったことがありました。これらはあくまで経験上の話であり、実際には未経験からでも仕事を取ることができました。
確かにスキルを上げるための努力は必要ですが、その努力が実を結ぶことで、生活を支える収入を得ることは十分に可能です。最初は少し大変かもしれませんが、少しずつ前に進むことで、確実に自分の理想に近づくことができます。
また、実際に在宅ワークを探す際に使える、クラウドソーシングサービスをまとめた記事もあります。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。


学習中は「X(旧Twitter)」での発信がおすすめ!
「一人で続けるの、つらい…」って人も多いと思います。
そんな人にぜひやってほしいのが、Xでの学習発信。
- 今日やったことを投稿する
- 気になる人の投稿にいいねする
- 少し慣れたらリプライしてみる
これだけでも、横のつながりができます。
挫折しにくくなるし、たまに仕事や案件情報が流れてくることも…!
■ まとめ
主婦が在宅で稼ぐには「参入障壁が高く、時間単価の高い仕事」を選ぶのが成功のカギ。
中でも動画編集・SNS運用・デザイン・AI副業・ライティングは、育児と両立しやすく、需要も高いためおすすめです。
ちなみに、今回は私が仕事としている「コーダー(Web制作)」はあえてメインの選択肢には入れていません。
というのも、コードを書く作業に対して「ちょっと苦手かも」と感じる方もいて、人によって向き不向きを感じやすい部分でもあるからです。
とはいえ、私自身はコーダーもすごくおすすめだと思っています!
完成したデザインをもとにコーディングしていく作業は、工数がある程度決まっているので、スケジュールが立てやすく、家庭の予定に合わせて働きやすいのが大きな魅力です。(たまーに、休日に公開対応などもします😅)
ちなみに、私が学んだのは「デイトラ」の、「Web制作コース」でした。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。


Web制作コーダーをスモールスタートしたい方は、Progateやドットインストールで、まずはプログラミングに触れてみるのもいいですし、下記の本でも実際に手を動かしてサイトを作りながら学ぶことができます!
Web制作の導入におすすめの本!|「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」
私も最初にこの本を使ってサイトを作ってみたのですが、「思ったより楽しいかも!」と感じられて、はじめの一歩にとても良かったです。
まずは一つ、興味が持てそうな分野からチャレンジしてみませんか?