

来年、家族でのマレーシア移住を予定している私たち。
まずは様子を見に、今年の1月に家族で1週間、クアラルンプールに滞在してきました。
子供たちにとっては初めての海外、そして初めての飛行機。現地の食事や暑さ、体調面など、親としては心配ごとも多く、今回の旅の目的は「楽しいと感じてくれるか?」「元気に過ごせるか?」ということでした。
結果としては、子供たちも元気いっぱいに過ごし、現地の空気を五感でたっぷり感じてくれたように思います。そんなクアラルンプールでの1週間を、記録としてまとめておこうと思います。
家族で海外旅行をしてみたい!という方は、海外旅行の準備をまとめた、こちらの記事もおすすめです。


スケジュール
15:00 自宅出発
23:55 羽田発
6:50 クアラルンプール国際空港(KLIA)着
空港内で朝食、移動
Sunway 163 Mallへ。Kids Nationで遊ぶ→帰宅後コンドミニアム(以下、コンド)で夕ご飯
朝、コンドで朝ごはんを作ってみる
コンドのプールで遊ぶ。
Baby Shark Adventure Villeへ
Sunway 163 Mallで夕ご飯→帰宅
少し疲れ。午前中はゆっくり家で過ごして、お昼もコンド内のフードコートで。
現地の日本人の友人に会う、初のスコール
帰宅後、コンド内のレストランで夕ご飯
朝活をしてみた
AMコンドで過ごす。急な対応が入り、私はPC作業。旦那は子供を連れてコンドのプールへ
初めて近くのローカルのホーカーへ
コンドのレストランで夕ご飯
10時頃、KLCCパークへ出発
お昼はFour Seasons内のフードコートFood Villageへ→一旦帰宅して休憩
Sunway 163 Mall内のマダムクワンで夕ご飯
タマンデサへ
お昼はMid Valley Megamallで。昼食後kidzooonaへ→帰宅
コンドで夕ご飯
10時頃 コンド出発→KLセントラルへ
空港着チェックイン、昼食
14:50 KUL発
22:40 羽田着からの電車で帰宅
0時過ぎ、自宅に到着
全体の所感
今回は、何よりも子供たちに初めての海外を楽しんでもらうことがいちばんの目的でした。もちろん、将来のマレーシア移住に向けた下見の意味もありましたが、あえてあちこち動き回ることはせず、ゆったりと過ごすスタイルに。
滞在先のコンドミニアムが広く、プールや遊具も充実していたので、日中の外出以外はコンド内で遊んだりご飯を食べたりして過ごしていました。
気候は全体的に安定していて、最低気温は23〜25℃、日中は30〜33℃ほど。3日ほど雨が降った日もありましたが、スコールのように一時的で長くは続かず、比較的外出しやすかったです。
ちょうど1月はマレーシアのスクールホリデー期間ということもあり、子ども向けの遊び場(キッズパーク等)の入場料金が少し高めに設定されていました。ローカルの雰囲気や物価感も感じつつ、子どもと一緒に楽しめる場所のバリエーションなども肌で知ることができたのは大きな収穫でした。
Day1|出発〜クアラルンプール到着
15:00に自宅を出発し、羽田空港へ。かなり早く到着したので、チェックインまでの待ち時間も長く、早速タブレットが大活躍でした。
晩ご飯は、第3ターミナル4階「江戸小路」内の和食店「すぎのこ」へ。座敷席の一番端に少し広めのスペースがあり、4歳と2歳の子どもたちが多少おもちゃを出して遊んでいても問題なく、子連れにはとてもおすすめです。
その後、少し早めにゲートへ移動しましたが、ゲート付近には広めのキッズスペースがあり、子どもたちは大興奮。普段は寝ている夜遅くの時間帯にもかかわらず、元気に遊んでいました。


飛行機のフライト時間は約7時間。
初めての長時間移動ということもあり、「寝ていた方が楽かな」と夜便(23:55発)を選びましたが、これが少し大変でした。
上の子はなかなか寝つけずに大泣きしてしまったものの、周囲の方のご配慮で席を譲っていただき、横になってなんとか落ち着くことができました。
下の子は着陸前に飲んだゼリー飲料を吐き戻してしまいましたが、体調は良好でした。
朝6:50、KLIA2(クアラルンプール国際空港第2ターミナル)に到着。1月でも空港を出た瞬間から暖かかったです。
そこから入国審査(イミグレ)までとにかく歩く。15分程度かかったかと思います。


入国審査はそこそこの混雑でした。日本では子連れだと優先レーンに案内していただけましたが、入っていいのか分からず戸惑いました。後になって分かったのですが、おそらく自分で開けて入るスタイル。順番待ちをしていた他の方が「入っていいよ」とジェスチャーで教えてくれたので(むしろ人数減るから入ってくれだったのかも?)助かりました。荷物の受け取りまで、全体でおよそ1時間ほどかかりました。
ようやく空港出口に到着して、朝食を食べにフードコートへ。子どもたちは半袖に着替えました。
フードコートで食べたカヤトーストはサクッとして甘くてとっても美味しく、子供達もよく食べていました。
一方でコーヒーは底に砂糖がどっさり沈んでいて、想像以上の甘さにびっくりでした。



朝食後、KLIAエクスプレスでKLセントラルへ移動。チケットは事前にkkdayで購入しておき、QRコードをかざすだけだったのでとてもスムーズ。初めての移動でも迷わず乗れて安心でした。
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KLセントラルからはGrabでモントキアラのSunway 163 Mallへ。
Grabエピソード
はじめはGrabCarという普通のタイプを選んでいたのですが、家族で乗るには少し小さく感じたので、そのあとはGrabCar Plusを選び、ちょうどよかったです。料金はGrabCarより若干高くなりますが、大体15〜20分くらいの移動で、時間帯や車の大きさにもよりますが、20〜30RM程度でした。
まずはジュースやアイスを食べて少し休憩。モントキアラは日本人が多いため、モール内でも何人かとすれ違うことも。
「llaollao(ラオラオ)」というアイスクリーム屋さんでは、子供が自分でトッピングを選ぶことができ、ご満悦でした。



そのあと、子どもたちのテンションを上げるためモール内のKidsNationで思いっきり遊ばせました。初海外でも子どもたちは大喜び。
ちょうどスクールホリデーの時期で、入場料は高めでした。



日本のキッズパークや児童館では靴下を脱いで遊ぶのが一般的ですが、マレーシアでは衛生面の配慮から靴下を履くルールのようでした(同伴の大人も)。そのため、子どもたちも最初は少し遊びづらそうにしていました。
また、裸足にサンダルで出かける際には、靴下を持ち歩く必要がありました。
施設内では清掃の時間がしっかり設けられていて、定期的に掃除されている様子もありました(コロナ前からかどうかはわかりませんが、衛生的に安心できました)。
清掃時間はすぐ隣にある食事スペースで待機。軽食の販売もありましたが、カップ麺やお菓子中心で、現地の方はお昼ご飯を持参されていました。
我が家はひとまずカップ麺を購入し(お湯は入れてもらえました)、少し遅めのお昼ごはんに。合わせて買った「Vitagen」という、日本でいうヤクルトのような乳酸菌飲料も美味しくて、子どもたちにも好評でした🎶また、ここはトイレも子供用が設置されていて、安心して使えました。


そのあとはチェックインの時間にもなり、滞在先のコンドミニアムへ。
広々としていて快適でしたが、トイレの穴が日本より一回り大きかったり、シャワー後に床が濡れているトイレでは落ち着かないと言って、上の子はなかなか慣れない様子でした。バスルームは2つあったので、ひとつをトイレ用、もうひとつをシャワー用に分けて使うことに。そんな工夫をしながらも、ひとまず初日は落ち着いて眠ることができました。

【マレーシアのトイレ】
日本と比べて便器の穴が一回り大きく、子どもはお尻がはまりそうで怖がっていたので、抱っこしてさせていました。便器の脇にはシャワーが備え付けられていて、マレーシアではトイレの後、紙ではなくこのシャワーで洗い流すのが一般的なスタイルのようです。
トイレットペーパーは写真右上に見える丸いロール。日本と違い基本的にトイレには流さず、横にあるゴミ箱に捨てるのがマナー。これは、マレーシアでは排水管が細く、水圧も強くないため、紙を流すと詰まりの原因になるからだそうです。
Day2|ゆったり過ごす
2日目はゆっくりスタート。

朝はマレーシアで初めて朝ごはんを作ってみました。が!備え付けのフライパンで何か焼いてみようと思い、りんごを焼いてみたところ、なぜかりんごが辛くなってしまいました。前に泊まった方が辛いもの好きだったのかもしれません(笑)。結局、焼きリンゴは諦めてそのまま食べ、鍋でソーセージをボイルして、パンを温めて食べました。
そのあとはコンドのプールで遊び、昼食を食べてから、Baby Shark Adventure Villeへ。ここでは靴下を忘れてしまい、受付で購入しました。こちらのアスレチックも1番上はかなり高くて、念の為大人も頑張って登って一緒に遊びました。


この日も夕方はSunway 163 Mallで夕ご飯。カラフル小籠包などがある「Paradise Dynasty」へ。
少し高級な雰囲気のお店でしたが、料理は美味でした。カラフル小籠包は①オリジナル、②高麗人参、③フォアグラ、④黒トリュフ、⑤チーズ、 ⑥蟹みそ、⑦ガーリック、⑧四川風。少し辛かったり、クセがあったりしたので、我が家の子供は結局食べられず…。子供は高級ブロッコリーや餃子をもぐもぐ。そのブロッコリー、たっぷりのニンニクで炒めてあり、とても美味しかったです(とはいえお値段は24RM…!)。


この日はそのあと帰宅しておしまい
163mall



Day3|日本人の友人に会う
この日もまた疲れをとるためにゆっくりスタート。午前中は家で過ごして、お昼はコンド内のフードコートで食べました。

子どもが食べていた鶏ごはん(食べかけですみません…!)。
たっぷり丼に盛られていて、スープはいつも別添えスタイル。
辛くないので子どもでも安心して食べられ、スープと混ぜると出汁の旨みも感じられて、大人が食べても美味しかったです🎶
お昼からは、すでにマレーシアに移住されている友人に会いに行きました。マレーシアでの生活のことや、家選びのコツなどお話を聞きつつ、子供達はコンドの遊具でたくさん遊ばせていただきました。
この日は14時あたりからスコール。夕方あたりまで降っていたように思いますが、いつの間にか止みました。
夕ご飯はコンド内で済ませて、この日はおしまい。
Day4|初めてホーカーへ
だいぶ現地にも慣れてきて、この日は朝活をしてみました。
私は普段、フリーランスとして仕事をしており、特に家族が寝ている朝の時間を活用しています。
Xでスペースを開いているのですが、日本時間では4時〜5時の間。この日はマレーシア時間の3:30〜4:30(日本時間の4:30〜5:30)でした。それでも、同じように朝の時間を活用している方がたくさん集まってくださり、マレーシアからスペースが開けたことが良い思い出になりました🎶
PCの速度はコンドのWifi使用し220Mbpsで全く問題なし。
Xサーバーの設定を変更していなかったため、自分のサーバー管理画面に入れなかったのですが、良い勉強になりました…!


午前中はコンドで過ごしましたが、この日は急な対応が入ってしまい、私は部屋でPC作業。
旦那は子供たちをコンドのプールへ連れて行ってくれました。
お昼には、初めてローカルのホーカー(屋台が集まったフードコートのような場所)へ。
やはりローカルのお店はとてもリーズナブル!(写真を撮り忘れてしまいました
)英語はあまり通じず、子ども用のお皿をお願いするのにもジェスチャーでやり取りするなど少し苦労しました。屋外の簡素なテーブルに、大人用の丸イスというローカル感満載の雰囲気でしたが、スタッフの方がパイプにナイロン紐を編んだような子ども用の椅子を持ってきてくださり、助かりました。何よりうれしかったのは、子どもがローカルフード(焼きそばのような麺)をパクパク食べてくれたこと。これが旅の中で一番ホッとした瞬間だったかもしれません。支払いはGrabPayで、お店によっては現金でした。
そこから近くの公園で少し遊んで帰宅。

この日も、コンドのレストランで夕ご飯を食べておしまい。
Day5|the クアラルンプール!
この日は「クアラルンプールといえばKLCCパーク!」ということで、朝10時頃にコンドを出発。
Grabのドライバーさんは女性で、ふとメーターを見ると時速110km…!
停車中にはときどきLINEの返信をしていて、少しヒヤヒヤしつつも無事到着しました。
KLCCパークはとても広く、遊具がジャングルのようにたくさんあって、子どもから目が離せません。



1月とは思えない暖かさで、水遊びも気持ちよくでき、楽しく過ごすことができました。


お昼ごはんは、パーク近くのFour Seasons内(B1階)にあるフードコート「Food Village」へ。
Four Seasonsということでちょっと身構えましたが、フードコートは20RM(≒680円)前後でお手頃価格。温かい豆乳麺のような中華麺を食べ、ひと息つけました。
そのあと、一旦帰宅して休憩した後、夕ご飯はまた163 Mall内で。この日選んだのは、こちらも有名な「マダムクワン」。キッズスペースがあり、メニューも豊富で、子ども連れにはとてもありがたかったです。


夕ご飯の後は、163mall内のスーパー「Jaya Grocer」で少し買い物、帰宅しておしまい。
Day6|タマンデサ、ミッドバレーメガモール
この日は、クアラルンプール内の居住地域としても人気のタマンデサへ。
タマンデサは一軒家が多く、中規模のモールにカイロプラクティックや美容院などが入っていて、コンパクトながら便利な印象でした。やはり、ネットで見る情報と実際に歩いて感じる空気は違っていて、足を運んでみてよかったと感じました。

お昼はMid Valley Megamallで。モールの広さに圧倒されつつ、まずは昼食。
その後は、モール内にあるキッズパーク「kidzooona(キッズーナ)」へ行きました。
入場時には登録が必要で、用紙には「パスポート番号」の記入欄も。
持ってきていたパスポートのコピーが、ここで初めて役に立ちました。
2時間くらいたっぷり遊んで、この日は帰宅。コンドで夕ご飯を食べておしまい。
Day7|帰国
あっという間の1週間で、この日は帰国です。10時頃にコンドを出発し、KLセントラルへ。

空港に到着後、チェックインを済ませて昼食へ。
ところが、レストランでは料理が出てくるまでにかなり時間がかかってしまい、大幅にタイムロス…!
食べ終わってからは急いでゲートに向かいましたが、手荷物検査でも少し時間をとってしまい、最後は子供を抱っこしてゲートまで猛ダッシュ。
ゲートまでとにかく遠かったです…!
14:50にクアラルンプールを出発しました。今回は子供の様子を見るために、飛行機の便は夜便と昼便の両方を試してみたかったので、行きは夜便、帰りは昼便にしたのですが、我が家の場合、帰りの昼便の方が圧倒的に平和でした。
上の子はタブレットを使ってうまく暇つぶしができ、下の子は少し落ち着きがなく、旦那と上の子が座っているところまでちょこちょこ歩き回っていましたが、座席を最後列にしていたので、あまり目立たず、なんとか過ごせました。ちなみに帰りのエアアジアは中央が3人席だったので、2、2に分かれて座りました。
搭乗前に急いでおり、飲み物も食べ物も何も買う時間がなかったので、機内でようやくお水と機内食をゲット。夕ご飯も済ませられました。
羽田に着いたのは夜22:40。そこから帰宅。自宅に着いたのは0時過ぎでしたが、それでも子供は元気で、ぐずることもありませんでした。
我が家は次回からも、絶対に昼便を選ぼうと思います。
マレーシアで感じたこと
東京では、時間に追われて過ごしていた毎日から、ゆっくり時間が流れていた感じがします。
行ってみてよかった点としては、マレーシア現地の雰囲気が味わえたことももちろんですが、
- 寒くない(我が家、旦那も私も寒いのがとても苦手なので大きなメリットでした)
- 子供に優しい(すれ違う方は子供をみてニコニコ。ある意味日本よりも、周囲に気を使わず過ごせました。)
- 店員さんも優しい(行き方を聞いた際にも丁寧に教えてくださり親切さを感じました)
- 英語そこそこでも大丈夫(むしろローカルでは通じないとこも)
逆に、少し気になった点としては、
- 野菜が少ない(あるにはあるけど、手に入れるには日本よりお金がかかりそう)
- 夜の出歩きが心配
- 自転車は全く見なかった(ちょっとした移動は徒歩中心)
- 車優先(道路の横断はかなり気をつける必要あり)
- 虫(5日目あたりから、お風呂の排水溝から小バエが上がってくるように…。毎日上から水攻めで対処。現地の人は排水溝に蓋をしているらしい)
- 水(基本飲めないので、浄水器必須。コンドのウォーターサーバーが出方ちょろちょろでもどかしかった)
という感じでした!
今回かかった旅費について
最後に、今回かかった旅費についても少しご紹介します
【飛行機代(往復):羽田〜KUL】
エアアジア4席(キャンセルオプション、手荷物オプション付き):35万4520円
【宿泊費(6泊)】
Airbnb(6guest,3bedrooms,4beds,2baths):5万8482円
【食費】
7日分:6万円くらい
【海外SIM代】
NomadSIM(10GB/30日): 旦那+私で$19(≒2850円)
【その他】
キッズパーク代、雑貨代、移動費など:5万円
total:525,852円くらい
食費は今回、子どもの体調を考慮して、しっかりめのレストランが多かったため、少し贅沢をしたかなという印象があります。もう少しローカルのお店を増やして、一人あたり1,000〜1,500円/日くらいに抑えたら、半額くらいにはなったかなという感じです。
少しでも皆様の旅の参考になれますと幸いです!